自分を磨く、「自分磨き」とは
自分磨きって聞くと、自分の得意や魅力をさらによくすることとして考えて、足りないものを補おうとして本を読んだり、完璧を求めて学ぼうとしていませんか?「磨く」という言葉には「努力して学問や芸をますます上達させる。」という意味もありますが、「物の表面を研いでなめらかにする。」、「こすって汚れをとったり、つやを出したりする。」また「念入りに手入れをして美しくする。」という意味が始めに出てくるように、そのものが持つ本来の美しさを、手をかけてきれいにして光らせること。だとすれば、まず自分をよく知ることが重要です。
自分磨きのためにやることとやらないこと
自分を磨くためには、本来の自分の魅力を知り、学び続けること、目標を立てること、行動すること、自分を客観的に見ることの4つの要素が大切です。しかし、これらの要素をすべて同時に実現することは、なかなか難しいものです。
そこで、自分磨きを効率的に行うためには、「やらないことを決めること」が重要になってきます。
例えば、仕事のスキルを磨きたいと思っている人は、趣味やプライベートの時間にまで仕事の話を持ち込んだり、休日も仕事のことを考えたりしてしまうかもしれません。しかし、そのようなことを続けていては、仕事のスキルは磨かれても、プライベートの時間や心身の健康は損なわれてしまいます。
そこで、仕事のスキルを磨くことに集中するために、趣味やプライベートの時間を仕事から切り離すことを決めましょう。具体的には、休日は仕事のことを考えない、趣味やプライベートの時間は仕事の話をしない、といったルールを決めておくとよいでしょう。
また、やりたいことがたくさんある人は、一つのことに集中することが難しいかもしれません。しかし、すべてのことに手を出していたら、どれも中途半端で終わってしまいます。
そこで、自分の強みや興味に合わせて、重点的に取り組む分野を決めましょう。具体的には、自分の強みを活かせる分野、将来に役立つ分野、興味のある分野などから、一つを選んで集中的に取り組むことを決めるとよいでしょう。
このように、やらないことを決めることで、自分磨きに集中できるようになり、より効果的な自分磨きを行うことができます。
やらないことを決める際のポイント
やらないことを決める際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 自分の強みや興味を把握する
- 将来の目標を明確にする
- 現実的な目標を設定をする
自分の強みや興味を把握することで、自分に合った分野や目標を決めやすくなります。また、将来の目標を明確にすることで、モチベーションを維持しやすくなります。そして、現実的な目標を設定することで、挫折しにくいようにしましょう。
まとめ
自分磨きを効率的に行うためには、やらないことを決めることが重要です。やらないことを決めることで、自分磨きに集中できるようになり、より効果的な自分磨きを行うことができます。やらないことを決めるって、言うのは簡単でもしっかり自分に向き合わないと本来の自分の魅力、本当にやりたかったことは見えてきません。本当の自分を知った上で、「足す」より「引く」の自分磨きをやっていく。今までの人生で蓄積された常識や思い込みを剥がしていくイメージです。年末の大掃除は自分の心もピカピカに磨いて、2024年は本来の自分になって新年を迎えましょう。